真岡・二世帯の家

建て替えとしてご依頼を頂いた、寄棟の水平ラインと門かぶりの松が印象的な二世帯住宅。琉球畳が敷き詰められた和室は、祖父母側の和室と互いに行き来できる広々とした共用スペースでもあります。施主様のご要望で木部を落ち着いた色合いにすべく、木材の良さを最大限生かすために、柿渋塗料を薄く塗り重ねたことで、木をふんだんに使いつつ引き締まった空間に仕上がりました。玄関扉は、樹齢何百年といわれる貴重な木目の詰まった美しい材を柾目縦張りで用いた、品格あるエントランス。腕の良い大工、建具職人だからこそできる、他では真似できない施工です。